隣の土地は積極的に買うべきか否か|TOR不動産が解説します

 みなさんこんにちは。堺市堺区の不動産会社、 TOR(トール)不動産 代表の中村竜大です。 「隣の土地は借金してでも買え」という言葉があります。これは本当でしょうか?どんな状況でも「借金してでも」買うメリットがあるとは思いませんが、「絶対に買うべき」ケースがあります。

隣を買う方が良い場合とそうでもない場合がある

 たとえばニュータウンのような郊外の大型住宅地では大したメリットはないと思います。それどころかあまり広くなり過ぎるとかえって単価が下がってしまうこともあり得ます。

 逆に商業地(広い道に面していればなおさら)では大きなメリットがあります。ここでは詳しくは述べませんが、商業立地では、一般的には広い土地=大きな建物が建てられる方が価値が高くなるからです。

こんな場合は積極的に買うべき

 もっと身近にも「ぜひ買った方がよい」ケースがあります。それは土地15~25坪程度の少し狭いめの「普通の家」の場合です。このボリュームの住宅は昭和50年前後から大量に供給されたため日本中に数千万戸建っています。

 最近の新築住宅は30坪以上の敷地に2階建が標準(都市部以外)です。20坪前後では狭すぎて2階建が建てられません。

 自分が建て替える時にも困りますし、利用価値の低さから、売るにしても当たり前の単価では売るのが難しくなります。もし隣の土地を買うことが出来たら15坪の土地が30坪に、20が40になり、2階建が建てられますし、当たり前の単価で売ることも出来るようになります。

 現実的には「借金してでも」とまでは言いませんが、買える状況にあるのなら、すぐに利用する予定が無いとしても買うべきではないかと考えます。ぜひ前向きにご検討ください。

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