今や中古市場の中心になった感のあるリフォーム済み物件。
今日はそのリノベーション済みマンションで起こったある事件についてお話しします。
みなさんこんにちは。
堺の不動産会社、TOR(トール)不動産、代表の中村竜大です。
リノベーション物件の落とし穴
私ども不動産営業マンは、取引後のあることにいつも一抹の不安を抱えています。それは物件の瑕疵=故障や欠陥についてです。
その物件は、内装も水回り設備もすべてリフォームされた(間取りも替わっていました)、いわゆるリノベーション物件でした。すべてが新調されているわけですから、本来であれば、最も問題の起こりにくい物件のはずです。
ある日、取引を終えた買主様より「電話線が繋がっていないようでWi-Fiが繋がらない」という連絡が入りました。私にとっては初めてのケースで、その時点では何が原因なのか想像が付きません。
買主様は怒ってはいなかったものの、Wi-Fiが繋げられない状態は、さすがに「すいません」では済みません。祈るような気持ちで工事業者へ連絡を取りました。
きちんとした仕事のおかげでスムーズに解決
電気屋さん(リノベーションを行った業者とは別の方です)を伴って買主様宅へ訪問。
まずは分電盤をチェック。そこはさらっと見たかと思うと、次に玄関脇にあるトイレを覗きます。そしてトイレ内の壁にある「点検口」を開け、何やら中を探っています。
すると「あ~これや。これを繋ぎ忘れてるわ」。手際よく作業を終えて「これでいけるはずや」とのこと。
聞くと、マンションの共用部から来ている線と、室内側の線を繋ぎ忘れていたのが原因とのことで、「点検口があってよかった」と一言。
この部分の点検口はだいたいの現場では造られるとのことですが、中には造っていないケースもあるとのこと。
そのあたりは業者さんのモラルによるようなので、やはりきちんとした業者さんを選ぶことが大事だな、とあらためて感じました。
今後も、自分自身が良い仕事をするのはもちろん、工事業者さんとも、価格だけにとらわれず、良い方とお付き合いをしていこうと決意を新たにした出来事でした。
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