騒音問題が裁判にまで発展!そうすれば防げたのか

 みなさんこんにちは。堺市堺区で土地や家を売る仕事をしているTOR不動産(トール不動産)代表の中村竜大です。

 今日は騒音問題が裁判にまで発展したケースをご紹介します。

▶︎マンションの下の階の住民からクレームが

 Aさんはある中古マンションの1室を購入しました。
 新生活のスタートと思った矢先、、、下の階から天井を叩く音や、ベランダ越しに「うるさい」と叫ぶ声が聞こえてきます。それも一度や二度ではありません。

 Aさんはトラブルを避けようと、床にクッション材を敷くなど極力音を立てない生活を心掛けましたが、階下住民からの『クレーム』は止まりません。
 そうこうしているうち、ある日ついに階下住民が直接文句を言いにきました。一方的に怒られる中で「前の住民(Bさん)にも何回も言った」との言葉がありました。しかもBさんが管理人や管理会社に相談していたことも分かりました。マンション内では公然のことだったわけです。

▶︎告知書には「トラブルなし」と記載されていた

 AさんはこのマンションをBさんより購入しました。
 契約の時には売主であるBさんから「ご近所さんとのトラブルはありません」とはっきり聞かされていましたし、契約書類のひとつである『告知書』中にもこのようなトラブルの記載はありません。まさに寝耳に水のトラブルです。

 Aさんはマンションを売却して引っ越すことを考えましたが(そこで私に相談がありました)、こんなトラブルを抱えた物件をまともな値段で買う人はいません。
 決して争いを好まないAさんでしたが、仕方なく、Bさんへマンションの買戻しを求めて訴訟を起こすことになりました。

▶︎元の売主へ「買い戻し」を求める訴訟に発展

 不動産の契約にあたって、売主は『告知書』という書類を作成・交付します。売主しか知り得ない物件の詳細(主に良くないこと)を事前に買主に伝え、後でトラブルになることを防ぐための書類です。

 悪いことや不利なことは隠したいのが人情ですが、それをやってしまうと後でもっと大きな不利益を被ることにもなりかねません。
 この事案のBさんは最初から正直に告知をして、それを承知の上で買ってくれる(肝の据わった?)人を探す方が、結果として失うものは少なかったと思います。

 私どもTOR不動産ではお客様を正しくリードすることを心掛けてまいります。
不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。TOR不動産の中村へお気軽にお問い合わせください。

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