不動産売却時の現地調査とは?大切なポイントを解説します
こんにちは。堺市堺区で家や土地を売る仕事をしているTOR不動産(トール不動産)代表の中村竜大です。
不動産の査定に際しておこなう調査について、前回は「役所調査」をご紹介しました。今回は「現地調査」についてお話させていただきます。
◼︎現地調査のポイントは大きく分けて3つ
現地でやることは大きく分けて3点あります。
最初は土地についてです。
土地はまず寸法の確認です。間口・奥行きや道路幅を測ります。役所調査で面積や寸法はある程度分かっているのですが、現地が一致しているかなどをチェックします(結構違っていることがあります)。
最近特に大事なのは『越境』です。隣からの越境物があると建築の邪魔になるだけでなく、最悪融資が受けられなくなることもあり、非常に重要なポイントです。
次に建物。
建物については間取りの確認はもちろんですが、各設備の劣化の程度や傷・汚れ・グレードなどをみて価格に反映させます。
ここでの大事なポイントは雨漏り・シロアリ・傾き等の『隠れたる瑕疵(重大な欠陥)』を見過ごさないことです。注意して見ると、売主様も気付いていない雨漏りなどがあったりします。
◼︎3つ目は「ロケーション」を調査します
最後に物件の周囲についてです。
ここではまず物件周辺の『ロケーション』を見ます。簡単に言うと周辺環境です。理不尽な話に聞こえるかもしれませんが、たとえば近所にボロボロの家やゴミ屋敷があったりすると現実的には価格にマイナスの影響を与えます。逆に緑あふれる素晴らしいお向かいさんだったらプラスです。
ご近所トラブルの類も気にしなければなりません。隣に『騒音おじさん』などが住んでいたら嫌ですよね?これらは売主様や、場合によってはお隣さんとの会話から探ったりします。
営業マンはどうしても『売る』ことばかりに気を取られがちですが、ここを間違うと大きなトラブルに発展しかねません。売主様にもご迷惑をおかけしてしまいます。抜かりなくやっていきたいと思います!
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