みなさんこんにちは。堺市堺区で家や土地を売る仕事をしている、 TOR(トール)不動産 代表の中村竜大です。

今日はマンションのエレベーターについて考えてみたいと思います。

エレベーターの待ち時間は煩わしいものです。朝の通勤・通学時間帯に、なかなか来ないエレベーターにイライラした経験は多くの方にあると思います。トイレを我慢している時はなおさらです(笑)

「じゃあもう1基増やせばいいじゃないか」と思いますが、そう簡単にはいきません。エレベーターを設置するにはお金とスペースが必要です。日々のメンテナンス費用も馬鹿になりませんし、いずれは更新(交換)も必要で、その時にもまた大きなお金がかかります。

◼︎エレベーターは50から100戸に1基?

一般的にエレベーターは『50~100戸につき1基が適当』とされています。100と50では、50戸の方が当然快適に(待ち時間が少なく)利用出来そうに思いますが、実はそう単純ではありません。

例えば、

① 戸数100戸の5階建マンション

② 戸数50戸の15階建マンション

この2つを比較してみます。(ややこしくなるのでエレベーターの性能(上下移動の速度とドア開閉の速度)は同じと想定します)

①のマンションでは、1階の人(ズドンと総5階建の場合は20戸)は普段エレベーターを使いません。2・3階にも使わない人が一部(10~20戸程度)いると考えられ、それらを差し引くと、このエレベーター1基が受け持つのは60~70戸程度と想定されます。

②も同じように考えると、1基当たりの受け持ちは40数戸です。

一見すると受け持ち戸数の少ない②の方が快適に利用できそうに感じますが、①に比べると、②は上下の移動距離と止まる階が3倍多く、その分だけ待ち時間が増えます。

◼︎エレベーターの数は購入価格に関わります

このように①と②では戸数には2倍の差がありますが、エレベーターの快適さ(待ち時間)には大きな差はないのではないかと思われます(正確な計算は私には出来ません...すいません)。

エレベーターを設置するには先にも言いましたがお金とスペースが必要です。設置費用は決して安いものではありませんし(マンション用なら最低でも数千万円はします)、スペースも何かを犠牲にしており、

これらは購入代金に反映されています。維持管理(点検、部品交換、電気代など)にも毎年少なくとも数十万円は必要で、20~30年も使えば更新(交換)時期になります。そしてこれらの費用は区分所有者が管理費や修繕積立金として負担します。

たしかにエレベーターが多ければ(受け持つ人数が少なければ)より快適に使えるようにはなりますが、その分かかる費用も確実に増加します。お金を取るか快適さを取るか、このバランスが難しいところなのです。

毎日使うエレベーターの快適さは住まい心地に直結します!マンションを検討される際にはぜひエレベーターもチェックしてみてください。

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