お客様にはわかりずらい不動産取引の用語

みなさんこんにちは。
堺市堺区の不動産会社、トール不動産 代表の中村竜大です。

たまたま見かける不動産売却についての、ユーザー様のお話で興味深いことがあったので紹介します。

それは不動産売却にまつわる用語です。

不動産売却の見積もりと査定の違い

一般のユーザー様の不動産売却に関わる記事の中で、色々な不動産会社に「見積もりをお願いしている」という内容。その問いかけに不動産に知見のある人が「査定」という用語で応答していたのです。

興味を持ったのは、ユーザーが投げかける「見積もり」と不動産会社の返事「査定」が同じ意味で使われているかどうか、でした。

まず、不動産業界では、「見積もり」という言葉を使いません。

所有する土地や物件の売却できそうな価格を算出することを「査定」という言葉で表します。

「見積もりをお願いします」と不動産の査定で仰るお客様は、勘違いをしているケースが多々あります。

例えば、水道の水漏れで工事をお願いする際は、直すのにいくらかかるか金額を出してもらい、その決まった金額を支払う「見積もり」を出してもらいますよね。

不動産の査定もそのような過程で、出た査定金額で家が売れると思っている方が多いのです。

しかし、不動産の「査定」は出た査定金額で必ずしも売れる、買い取ってもらえるというわけではありません。(特に不動産屋が買い取る場合には、査定金額より値段が下がります。)

「査定」は予想の金額であって、必ずしもその通りの金額で売れるとは限りません。

不動産の査定と不動産会社の比較

結果から書くと、このユーザーの内容は「査定」で間違っていませんでした。ユーザーが「買い取り」も含めて検討していて、「買い取り価格の見積もり」と頼んだ不動産会社が表現したためずっとそう思っていたようです。

少しややこしいですが、この話はとても怖い話です。私たちプロはわかっていて、お客様もわかっているだろうと思ってしまうと誤解と食い違いが生じます。

改めてお客様目線でお話を聞かなければ、と思いました。

見積もりと査定、似たような言葉です。同じ意味の時もあれば違う意味の時もあるでしょう。この記事がお客様にとって役立てばと思います。

不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。

堺市堺区のトール不動産の中村へお気軽にお問い合わせください。

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