みなさんこんにちは。堺市で不動産の仕事をしている TOR(トール)不動産、代表の中村竜大です。
『査定』について、前回は3つの主な算出方法と、やり方によっては結果価格に大きな差が出ることをお話ししました。

今回は、不動産会社が実際にどう運用しているかをお話したいと思います。

まず、はっきり言ってしまうと、査定価格は「高くも安くも(ある程度は)自由に出すことが可能」です。
たまたま高く売れたものや、リフォーム済物件などの事例を用いれば、高くなりますし、逆にたまたま安く売れたものや、公的指標(概ね実際の相場より低く設定されています)を用いて計算すると、価格は下がります。

原価法で言うと、基になる新築価格(再調達価格)を幾らにするかや、耐用年数を何年に設定するかによって、高くも安くもすることが可能です。

本来は、真に売れるであろう価格を提示することが、我々不動産営業マンの務めのはずですが、実際の現場においては、売主様の「期待」や、会社の「都合」などにより、ある程度「操作」しているケースが少なからずあります。

売主様の期待に応えるには高く(但し、なかなか売れずに時間を無駄にしたあげく、結局値下げするハメになる)しますし、自分の都合を優先すれば安く(早く売れて営業マンはOKですが、売主様は損します)という訳です。

私は「正直」を心掛けてまいります。

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