
みなさんこんにちは。
堺市堺区で不動産売買を行う「トール不動産」代表の中村です。
はじめて自宅や相続した不動産を売却する際、多くの方が「自分が希望する価格」で売り出したいと考えます。
しかし、この「希望価格」がそのまま市場で通用するとは限りません。
相場を無視した価格設定は、売却の長期化や値下げの繰り返しにつながり、最終的には損をしてしまうかもしれません。
今回は、堺市堺区で数多くの取引経験を持つトール不動産が、初心者が陥りやすい「希望価格での売り出し」に潜む落とし穴を解説します。
売却初心者がやりがちな「希望価格での売り出し」

売主にとって「このくらいで売りたい」という希望を持つのは自然なことだと思います。
住宅ローンの残債やリフォーム費用、次の住まい購入資金など、事情があるからこそ希望価格を設定したくなります。
ただし、買主が重視するのは「相場との比較」です。
希望価格が相場より高すぎると、内覧の申し込みがほとんど入らず、売却活動が停滞してしまいます。
逆に相場を知らずに安く設定してしまうと、すぐ売れる代わりに本来得られたはずの金額を逃してしまうリスクもあります。
希望価格に固執するリスクとは?
希望価格を優先して売り出すことで生じるリスクを大きく分けて3つ紹介します。
- 売却期間が長期化する
相場より高い価格で売り出すと、買主からの問い合わせ自体が減少します。売れ残りの印象がつき、ますます売れにくくなります。 - 値下げの繰り返しで信用を失う
一度市場に出した価格を下げていくと、「まだ下がるのでは」と買主に思われ、購入を待たれるケースが増えます。 - 結果的に相場より安く売ることに
売却が長引いた結果、当初の希望よりもはるかに安く手放すことになる事例も少なくありません。
適正価格を知るための「相場調査」の重要性
売却で失敗しないためには、「地域の相場」を正しく知ることが大切です。
例えば堺市堺区の場合、同じ堺区内でも駅からの距離や学区、周辺の生活環境によって相場は大きく変わります。
注意点は『インターネットで表示される「売出価格」は目安』だということ。
実際に成約した価格とは大きな差があるケースもあります。
だからこそ、成約事例を基にした相場調査が重要になります。実際にどのような物件が、どの価格で売れたのかを把握することが、適正な価格設定につながります。
トール不動産が提案する正しい価格設定のステップ
堺市堺区で不動産売却をサポートしてきたトール不動産では、以下の流れで価格を設定しています。
- 売却の希望条件をヒアリング
希望価格や売却期限、次の住まいの購入計画などを伺います。 - 成約事例や市場データとの照合
堺市堺区で実際に成約したデータをもとに、希望価格が現実的かどうかを検証します。 - 「売れる価格」と「希望価格」の調整
売主様の希望を尊重しながらも、市場で売れる可能性が高い価格を提案します。
このステップにより、「ただの希望価格」ではなく「売れる希望価格」を導き出すことが可能です。
まとめ:希望価格は“相談の材料”にするのが正解
不動産売却において希望価格を持つことは大切ですが、それを鵜呑みにして売り出すのは危険です。
希望価格はあくまで「相談の材料」とし、地域相場や成約データを参考にすることが後悔しない売却への第一歩です。
堺市堺区での売却をご検討中の方は、数千件の不動産取引きに携わったトール不動産の中村へお気軽にご相談ください。
経験と実績をもとに、あなたの希望と市場の現実をバランスよく調整し、最適な売却をサポートいたします。