
みなさんこんにちは。
堺市堺区の不動産会社 トール不動産 代表の中村竜大です。
「土地の価格ってひとつじゃないの?」
と思っている方、意外と多いのではないでしょうか。
実は、土地の価格には「4つの種類」があり、それぞれ役割や使われ方が異なります。
今回は、不動産売却初心者の方に向けて「一物四価(いちぶつよんか)」の考え方と、 その中でも実際に売買の判断基準になる「実勢価格」についてわかりやすく解説します。
そして最後に、実勢価格を把握する上でなぜ「地元の不動産会社」が強いのか、その理由もご紹介します。
「一物四価」ってなに?土地の価格が4種類ある理由

「一物四価」とは、ひとつの土地に対して以下のような4つの価格が存在することを指します。
① 実勢価格(じっせいかかく)
- 実際に市場で取引される価格。売主と買主の合意で決まる
- 一番リアルな「今いくらで売れるか」の目安
② 公示価格(こうじかかく)
- 国土交通省が年に一度発表する、土地評価の指標
- 一般的な土地の標準価格として、税務・融資の目安になる
③ 固定資産税評価額
- 市町村が課税のために算出する価格
- 固定資産税や都市計画税の算出基準
④ 相続税評価額(路線価)
- 国税庁が毎年発表する、相続税や贈与税の基準となる価格
- 公示価格の約80%が目安
このように、同じ土地でも使われる目的によって金額が変わるため、「価格がバラバラ」に感じます。
実際の売却で基準になるのは「実勢価格」!

不動産の売却や購入では、最終的には「いくらで買ってくれるか」「いくらで売ってくれるか」という 「市場での合意価格=実勢価格」が重要です。
つまり、固定資産税評価額や路線価が高くても、実際にその価格で売れるとは限りません。
逆に、地価が公示価格よりも高く売れる場合もあります。
実勢価格は常に「需要と供給」「地域の人気」「周辺の取引事例」によって変動するからです。
実勢価格を知るには「地元の不動産会社」がいちばん強い
土地の売却で「実勢価格」を正確に知るには、インターネットや公的データだけでは不十分です。
地域事情に詳しいからこそ、リアルな価格がわかる
堺市の中でも「駅からの距離」「学区」「道路の幅員」「近隣住環境」など、細かな要素で価格は変わります。
地元の不動産会社であれば、最新の成約事例や内々の交渉価格まで把握していることが多く、 より現実的な価格査定が可能です。
売却後の流れやトラブル回避も含めてサポート
価格の提示だけでなく、販売戦略・内覧対応・契約から引き渡しまで、トータルで相談できるのも地元業者の強みです。
「高すぎず、安すぎず、ちょうどよく売る」ためには、地場に根差した判断が欠かせません。
まとめ|価格が4つあるからこそ、「今の相場」がわかる地元会社に相談を
土地の価格はひとつではありません。
けれど、実際に売るなら基準にするのは「実勢価格」。
その実勢価格を正確に捉えるには、地域に根ざし、日々の取引を肌で感じている地元の不動産会社が心強い存在です。不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。
堺市堺区のトール不動産の中村へお気軽にお問い合わせください。
