みなさんこんにちは。

堺市堺区の不動産会社 トール不動産 代表の中村竜大です。

古いお屋敷が解体されて、数軒から10数軒の建売分譲がおこなわれる。これまで日本全国津々浦々で見られてきた光景です。

「所長、100坪の古家の査定依頼がきました」「よっしゃ、業者(建売業者)やな」

これは私が以前勤めていた某大手不動産販売会社で幾度となく耳にしてきた会話です。建売業者がお屋敷を買う(目的は建物ではなく広い土地です)のは確かですが、価格はかなり安くなります。

大きい敷地は分割して建売

日本の不動産市場では、お屋敷は古家を解体したうえ(広い)敷地を分割して売る、そんな常識がまかり通っています。

古家は解体。高温多湿で木材が腐りやすい日本では、ある程度それも仕方ないこととは思いますが、それにしてもあまりにも古い物を粗末にし過ぎではないでしょうか?

敷地の広さにしてもそうです。たしかに20〜30坪の手頃な住宅に比べると需要は少ないかもしれませんが、本当に分割しないと売れないのでしょうか?私は大いに疑問を持っています。

お屋敷が売れない一番の原因は我々業者サイドの問題だと私は思っています。不動産業者は建売屋さんに売る方が楽ですし、建売業者は一軒で売るよりも複数に分けた方が儲かります。

建築費の高騰と外国人で不動産の常識が変わる

しかし今、この流れが変わるチャンスが来ています。キーワードは『建築費の高騰』と『外国人』です。

まず『建築費の高騰』について。

建築費の高騰

ご存知のようにここ数年建築費は大きく値上がりしており、しかもまだまだ上がるのではないかと言われています。一方で売れる価格は上がっていません。

結果、いま建売業者が建売事業を大幅に縮小、もしくは撤退しています。

外国人が高額な不動産を購入

次に『外国人』です。

いわゆる古民家をはじめとした日本家屋を好む外国人は多いです。もちろん日本人にも好きな方はいらっしゃいますが、古い日本家屋は改装に多額の費用がかかることから、検討はしても結局最後は断念されてしまいます。

しかし特にアジアの富裕層は気に入れば改装費などものともせずに買いますし、ヨーロッパの方などには、時間をかけてコツコツと自分でリフォームをするような方もいらっしゃいます。そして両方に共通して広いものが好まれます。

余談ですが、以前知り合いの中国の方が言っていました。「中村さん、中国には日本の人口と同じくらいの富裕層がいます」 「なるほど」と思ったものです。

新しい発想で売却をお手伝い

不動産営業マンの多くは、いまだに「お屋敷=建売業者」という発想から抜けられていないと思います。

しかし、ここまで述べたように買い手はいます。

多少時間はかかるかもしれませんが、じっくりと条件の良い買い手を探していきましょう!
不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。
堺市堺区のトール不動産の中村へお気軽にお問い合わせください。   

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