
みなさんこんにちは。堺市堺区の不動産会社 トール不動産 代表の中村竜大です。
不動産売却は、大きな金額が動く人生の一大イベントです。しかしその一方で、「思ったより安く売れてしまった」「売却後にトラブルになった」といった声も少なくありません。
実際によくある不動産売却時のトラブル事例5つを紹介しながら、その具体的な回避方法を売却初心者の方にもわかりやすく説明いたします。
参考になれば幸いです。
トラブル①:売却価格の見込み違い
トラブル事例
「〇〇エリアなら3,000万円くらいで売れると思っていたのに、実際は2,500万円でしか売れなかった…」
不動産ポータルサイトの情報だけを鵜呑みにしてしまい、実勢価格とかけ離れた金額設定をしてしまうケースです。
回避法
- 不動産会社にシビアな査定を依頼する
- 地域の相場を正確に把握する(教えてもらう)
- 査定金額の根拠を確認する
プロの目線による「適正価格」を知ることで、価格のズレによる失敗を防げます。
トラブル②:売却後の瑕疵(かし)による損害賠償
トラブル事例
「売ったあとに雨漏りが発覚。買主から修繕費を請求されてしまった…」
売却後に見つかったシロアリ、雨漏り、配管トラブルなどの“隠れた欠陥について、売主が責任を問われるケースです。
回避法
- 物件の状態を正直に告知する(告知書の提出)
「知らなかった」では済まされないこともあるため、誠実な対応が重要です。
トラブル③:買主の住宅ローン審査が通らない
トラブル 事例
「契約したのに、買主のローン審査が落ちて白紙に戻ってしまった…」
買主が住宅ローンを利用する場合、審査に通らないと契約が成立しないことがあります。スケジュールが大幅に狂うことも。
回避法
- 契約時に「住宅ローン特約」の有り無しを確認する
- 買主の資金計画を不動産会社に確認しておく
- 契約前に買主が事前審査を通過しているか確認する
安心して契約を進めるためにも、買主の資金面の状況を事前にチェックしましょう。
トラブル④:隣地との境界トラブル
トラブル事例
「売却後、買主から『境界があいまいで不安』とクレームが…」
中古戸建ての取り引きでよくあるのが境界線の不明確さによるトラブルです。後々、隣地所有者と買主の間で争いになる可能性もあります。
回避法
- 売却前に境界標の有無を確認する
- 必要であれば境界確定測量を依頼する
- 隣地所有者と立ち合いのうえ、境界(所有権界)確認書を取得する
トラブルが起きてからでは手間も費用もかかります。事前の準備が重要です。
トラブル⑤:不動産会社との認識のズレ
トラブル事例
「契約内容や売却方針が思っていたのと違った…」
不動産会社と事前の打ち合わせが不十分だったことで、「価格設定」「販売期間」「広告の出し方」などでトラブルになることがあります。
回避法
- 媒介契約の内容をしっかり確認する(専属専任・専任・一般媒介の違い)
- 担当者と密に連絡を取り、進捗や戦略を共有する
- 不明点があればその場で質問・記録する
「お任せ」で進めず、売主として主体的に関わることも重要です。
まとめ|安心・納得の売却を目指すために
いかがでしょうか。
不動産売却において、トラブルの多くは「事前の準備不足や情報不足」が原因です。しかし、正しい知識と信頼できるパートナーがいれば、回避できることばかりです。
「初めての売却で不安…」「何から始めればいいのかわからない…」という方は、まずは実績のある不動産会社に相談してみてください。
実績と言えば、私は今まで数千件の不動産の取り引きに携わりました。不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。
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