金利上昇時代|どのように乗り切れば良いのか

みなさんこんにちは。
堺市堺区の不動産会社、トール不動産 代表の中村竜大です。
今回は、上がっていく住宅ローン金利について備える方法をご紹介。
前回のコラムの続きです。
金利上昇に備える3つの方法
今年・来年に「いきなり金利が5%(≒返済額が1.8倍)になる」なんてことは現実的には起こらないと思いますが、今後数年のトレンドとして、ある程度上昇していく可能性は決して低くなさそうです。
そこで出てくるのが、まず金利タイプの見直しです。
ほとんどの金融機関では、変動金利から「固定金利選択型」への切り替えが可能になっていています。「変動金利が上がる前に固定に切り替えよう」という狙いですが、我々一般人が気付くころには「すでに上がっていた」というのが関の山か、という気もします。。。
ローンの借り換え|金利上昇時代に備える
次にあるのがローンの借り換えです。
具体的には、完全固定かつ比較的金利の低いフラット35への借り換えになります。
注意点は大きく2点。低いと言っても変動ほどではないため、少なくとも短期的には毎月の返済負担は増えます。また、借入額によって変わりますが、概ね数十万円程度の手数料が必要です。短期的に一定の負担をする代わりに将来の安心を買う、というわけです。
繰り上げ返済|金利上昇時代に備える

最も効果的なのは繰り上げ返済でしょうか。
ある程度まとまった資金があるのであれば有効な手段だと思います。返済期間を短縮するか、もしくは毎月の返済額を下げるかのどちらかが選択できます。手数料はネットでやれば無料か、もしくはかかっても数千円程度で済むところがほとんどです(店頭でやると数万円かかるのでご注意ください)。
但し、住宅ローン控除との兼ね合いには十分注意する必要があります。
住宅ローン控除を受けている場合は、早期に繰り上げ返済を行うと、トータルでは逆に損をしてしまうケースがあり、金利が低いほどその傾向は強まります。
以上3つはどれも以前から広く言われている方法ですが、正直どれも一長一短で、しかも短期的には負担増に繋がります。私なんかは、そんなことにお金と労力を費やすのなら、流行りの(値上がりしている)株や仮想通貨などに投資する方が良いのでは?などと考えたりするのですが、これまた大きなリスクが伴いますのでどうなのか...金利が上がることのインパクトはやはり相当大きなものがあると言わざるを得ません。
いっそのことそれなりに広い(それなりに、です)自宅を売って、もう少し負担の少ない(小さな)家に引っ越すか、、、
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