みなさんこんにちは。堺市堺区で家や土地を売る仕事をしているトール不動産(TOR不動産株式会社)代表の中村竜大です。今日は、最近様々なシーンで目にする『一括査定』について考えてみたいと思います。

◼︎最近流行りの不動産査定アプリとは

個人的には車の売却の際に利用したことがありますが、ユーザーとしては「1円でも高く売りたい」訳なので、その目的に照らすとこれはメリットがあると思います。何社もの相手をするのはちょっと面倒でしたが、各社が競合して、当初想像していたよりも高く売却することが出来ました。

 車の一括査定は、いわゆる『買取価格』の競争です。各社がその車を幾らで買い取るのかを競争することにより、ユーザーにとっては「高く売れる」というメリットが生まれます。車に限らず多くの一括査定がこのタイプだと思います。
 一方、不動産にも多くの一括査定サイトがありますが、こちらの方はどうでしょうか。

◼︎不動産の場合は「売り出し価格」の競争…相場と乖離しているかも

不動産の場合は、車などとは根本的に違って『売り出し価格』の競争です。各社はその不動産をいくらで売りに出すかを競争します。

 これはよく考えると???です。
『売り出し価格』を競うことは、はたして売主様のメリットになるのでしょうか?

 物には相場があり、相場を大きく上回る価格で売るのは至難の業です。例えばバナナひと房が2,000円で売っていたとしたら買う人はいるでしょうか?(高級バナナではなく普通のバナナと思ってください(^^;)

 不動産の一括査定では、各業者は、自社が「どれだけ高く売りに出すか」という、意味のない競争をしますなぜ意味が無いかと言うと、先のバナナのように、どれだけ高く売りに出したとしても、相場を大きく上回る価格では結局売れないからです。
 それどころか売り値を高くすればするほど売れなくなり、時間だけを無駄にする結果になります(バナナだったら腐ってしまいますね)。これでは意味がないどころかむしろマイナスでしかありません。

 不動産の場合は、多少高く売りに出すのはまったく問題ありませんむしろ当たり前です。相場より1~2割高い程度なら、まだチャンスはあります。しかしそれ以上に高く出した場合には、売れるチャンスはほとんどなくなってしまいます。(但し、一部の希少性の高い物件の場合はものすごく高く売れることがありますので、その限りではありません)

 私もかつて一括査定の事業者側だったことがありますが、内心で「こんな価格では絶対売れない」と思いながらも、相場をはるかに超える高値を提示したことがあります。その方が売主様から圧倒的に選ばれやすいからです。しかしこれは売主様にとって決して良いことではありませんでした。
 不動産の一括査定は、ぜひ上記をご注意の上ご利用ください。私も正直なご提案を心掛けてまいります。

 不動産の売却はまずは無料相談・無料査定から。 トール不動産の中村へお気軽にお問い合わせください。

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