道路と敷地の高低差があるか無いかで人気が変わる

みなさんこんにちは。
堺市堺区の不動産会社 トール不動産、代表の中村竜大です。
突然ですが、道路とフラットな(高低差が無い)お家と、1m程度高くなっているお家、どちらが人気があると思われますか?
バリアフリーが当たり前の時代に

私が某ハウスメーカーに勤め始めた30年近く前は「隣から見下ろされるのは嫌」や「少し見上げるくらいの方が家は大きく格好良く見える」というような理由から、道路より少し(0.5~1mほど)高くなっているお家を好まれるお客様が割と多くいらっしゃいました。
「好む」というほどではなくても、少なくとも1m高いことを理由に、それを敬遠される方はそう多くなかったと記憶しています。
ちょうどその頃は「バリアフリー」が言われ出した時期で、家の中は段差が無いフラットな造りが当たり前になっていく移行期でもありました。「今はいいけど歳を取ったら大変…」という訳です。
段差のない家が当たり前になるにつれて、、、かどうかは分かりませんが、お客様の目は自然と外にも向けられるようになっていきます。
歳をとっても快適に住み続けられるお家に

宅盤が1m高くなっている場合、家には基礎の立ち上がりがありますので、玄関レベルは都合1.2mほど高くなります。
外部階段の立ち上がりは通常15~18センチ(1段)ですので、道路から玄関までアプローチするには7~8段登ることになります。(こう聞くと結構ありますね)
段差があることの最大のネックは「将来車椅子になったら...」というものだと思います。敷地が広ければスロープを造ることも出来ますが、それにはかなりの距離が必要なため都市部ではあまり現実的ではありません。
また最近では、家の中にも階段がない方がよい=『平家』を希望する声も年々大きくなっています。
それこそ都市部ではかなり難しいことではありますが、高齢化や人口減少が続く日本において、郊外を中心に今後は徐々に広まっていくのかもしれない、と私は考えています。
ちなみに段差があると擁壁(外構工事)にお金がかかり、これも敬遠される理由のひとつになっています。
歩くことが趣味の私からすると「ちょっと段差があるくらいの方が健康によい」などと思ったりもするのですが、みなさんはどうお考えになりますか?
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