段差を解消するスロープやステップは違法かもしれません

皆様こんにちは。
堺市堺区の不動産会社 トール不動産 代表の中村竜大です。
駐車場の段差を解消するために、「段差スロープ(段差解消プレートなど、商品によって呼び名は様々です)」を設置している家をしばしば目にします。
おそらくみなさん「気軽」な気持ちでやっていることと思いますが、今日はこの危険性について考えてみたいと思います。
実は道路交通法違反!?
『道路上に』段差スロープを設置すると道路交通法(道交法)違反に問われる可能性があります。
段差スロープは、多くの場合、道路端のL型側溝と敷地との段差を解消するために設置されます。しかし、よく考えるとそこは道路上です。道路は当然、歩行者や自転車、バイクなどが通行します。
道交法では道路上に物を置く行為を禁じていますので、段差スロープも禁止ということになります(自分の敷地内であればもちろん構いません)。
事故につながる可能性がある危険な行為
弊社がある堺市でも、過去に段差スロープに起因する死亡事故が発生しています。
(走行中の原付バイクが段差スロープに乗り上げて転倒し、後続車にはねられて死亡したというもの)
段差スロープを設置したら即刑事罰というわけではないかもしれませんが、このような重大事故が起きると実際に刑事責任を問われるおそれが出てきます(この事故では略式起訴になったそうです)。仮に刑事責任を免れたとしても民事で訴えられる可能性があります。
(刑事とか民事とかを抜きにしても、自分が原因で人が死傷するというのは非常に辛いことです)
こんなものも危険です

段差スロープ以外にも危険なものがあります。
〇植木鉢(お花や緑は綺麗ですが…)
〇塀・壁を守る目的で置かれている石(いけず石、もしくは鬼門除け石)…車から死角になるのでぶつけてしまったことのある人もいるのでは?
〇駐車を妨げる目的で設置しているコーン
〇洗濯物が干してある場合も...
みなさん悪意はないと思いますが、道路上である限りは禁止ですし、やはり危険です。
いち民間企業に出来ることは僅かですが、トール不動産は安全な街づくりにも貢献していきたいと思います。
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