みなさんこんにちは。堺の不動産会社、 TOR(トール)不動産、代表の中村竜大です。

コロナで減っていましたが、日々の生活の中で外国人を目にする機会が増えてきました。観光客や留学生に限らず、日本で働いて定住される外国の方も年々増加しています。

売買不動産の現場においても、売主・買主にかかわらず外国人のお客様は確実に増えています。あくまでも私の経験則ですが、一番多いのはやはり中国の方です。台湾、香港(今は中国ですが)、韓国がそれに続きます。ベトナムをはじめとした東南アジアの方々も多く住んでいらっしゃいますが、不動産の買い手としてはまだそう多くはないという印象です。

最も存在感のある中国、もしくは中国系の方々の特徴は大きく2つあります(これも私の主観ですいません)。

◼︎中国の方々とのビジネス論

1つ目は高額物件を買うことです。中国の富裕層は日本人とはややスケール感が違います。都心のタワーマンションなどでは、半分が外国人所有(メインは中国人です。本人は住まず賃貸に出しています)というような物件もあるそうです。賃貸マンション(1棟もの)などを探されている方も多くいらっしゃいます。多くは母国に居るまま、現地を見もせず(大体のケースは信用できる代理人が見に来ます)に「投資」として購入します。

2つ目は「日本人が買わない物件を買う」ということです。例えば200坪の土地に8LDKの家というような「広すぎる物件」は、近年は日本人ではなかなか買い手が付きませんが、中国系の方にはこういう大きなものを好む方が一定数おられます。家が純和風だったりするとなおさらです。

◼︎相手の立場を考えれば理解できるはず

「中国人は難しい」と言う日本人は少なくありません。実際に私もそう感じることもあります。ただ、一人ひとりのお客様は日本人と同じで良い方ばかりです。中国の方に限らず、外国人は比較的はっきりと意思表示されるため、曖昧な表現に慣れている我々からするとキツく感じることがあります。価格交渉も厳しく感じますが、これは商習慣の違い(日本は基本的に定価販売、海外は値引きありきの価格設定が多い)からくるものだと思います。

私たちが理解しておかなくてならないことは、外国の方は『不安』だということです。長く住んでおられて、日常会話には困らないような方にでもやはり言葉の壁はあります。

自分の国とは制度も違います。その中で不動産のような高額なものを買うという不安感から、慎重で厳しい姿勢になるのだと思います。「外人(外国の方からすると日本人は外人です)に騙されるのではないか」という不安感もあるでしょう。私がもし逆の立場だったらそう考えると思います。

このように外国人との商談は、ある意味信頼関係の無い状態からスタートしますので「難しくて当然」と私は考えています。そう思っていれば腹も立ちませんし、誠実に対応していればそのうち信頼関係も出来てきます。

少し前なら「ややこしい外国人には売らない」で済ませてもよかったのかもしれませんが、これからはそれではやっていけません。私は積極的、かつ真摯な対応でビジネスチャンスに繋げていきたいと考えています。

お家を売りたい方はTOR不動産の中村へ、どうぞお気軽にお問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です