堺で不動産売買のお手伝いをしている TOR(トール)不動産、代表の中村竜大です。
マイナス金利政策が解除されたというニュースはご覧になった方が多いと思います。何やら難しげなこの話ですが、不動産売買においてどのような影響がありそうか。私見ですが考えてみました。
◼︎住宅ローンの金利は上がるのか?
購入者側から考えると住宅ローン金利が上がるのでは?と思う方が多いでしょう。もちろん日銀が利上げを行えば当然住宅ローン金利も上がります。ですが今回のケースはやり過ぎていた金融緩和を通常の緩和へと戻す一歩だと思います。
新聞やニュースでは大変分かりにくいですが日銀の狙いは需要牽引型経済。
要するに、賃金が上昇し、需要が拡大し、インフレとなり、さらに賃金が上昇し、という循環を狙ったもの。急激な金利上昇が起こるわけではないと考えて良いと思います。今、住宅ローンの金利が急上昇すれば住宅需要は低迷しまた不景気になる。そんな流れを生むはずがない、ということです。
◼︎金利が上がらないわけではない
誤解があってならないので説明しますが、預金金利は大手金融機関では上がっています。金融機関は金利が商売ですから、そうなれば借り入れる金利も上がります。ここで重要なのが需要牽引である、ということです。借入金利が上がりますが、預金金利も上がる。要するに消費者にとってマイナスなことだけではないということです。それでも不安がつきまとうと思います。
住宅ローンに関していえば、金利の上昇への不安よりは、変動金利と固定金利の違い、どんな経済状況の際に、どっちの金利が有利になるのか、などのポイントに視点を注力する方が不安が減らせると思います。
でもこの話も難しそうですよね。興味のある方にはしっかりと説明いたします。
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